フォムラス ペンシルベニア鉄道 GG-1 1990年代

横浜にありますフォムラスモデルさんが まだ鉄道模型の真鍮製車両を製造していた頃のモデルです。

ペンシルベニア鉄道 GG-1 日本でも流線形で 人気の車両です。

ブログでも紹介しております。

非常に細かく製造されておりまして ギアボックスはオリジナルの製作となっております。
とっても腕の良い職人さんたちがいたんだなぁと 分解する前から見て 思いました。

12個作ったうちの8番目だそうです。 あとの11台はどちらに今あるのでしょうか・・・・?(^_^)
私なんかが手を入れて良いのかとも思える作品ですが ご依頼の為 手を入れていきます。

分解後は 洗浄します、 特に手がかかるのがギアボックス 回り
ボディーは 洗いやすいですネ

ミッチャクロンの後に グレーサフ、ホワイトサフと吹き付けます。 ホワイトを入れると 上に乗る塗料の色合いが鮮やかになります

車輪、台枠、ギアボックス、メインシャーシ等洗っていきます。

ブレーキてこも再現されております。 芸が細かいですね!ハンダ補修を数か所 経年劣化で 外れた場所があったので 補修しておきました。
写真では見にくいですが 先台車の 復元用の真鍮線も 取れてます これは0.4mmの真鍮線で作って取り付けました。

塗装中の図です。 黒に フラットベースを吹いて トップコートは艶消しクリアーを吹き付けております。

台車回りの塗装がひと段落して、 メインのフレームに入っていきます。

反対側の台車回りも塗装していきます。

仮組をしていきます。 ネジの位置、スプリングの位置等 思い出しながら
こうだったなぁ~とか言いながら 無事に組付けができました。😁

上回りは 茶色と赤色を混ぜて 独自調合で 塗装していきます。

塗料には フラットベースを混ぜて、トップコートは 艶消しを吹いた後に 半艶を吹いて仕上げました。
その前にデカールも貼り付けでしたね♪

USA製のデカールです。 これがなかなかクセモノでした。(笑)

一部リカバリーもしましたが 一癖あるデカールと戦いまして見事 直線的に固定できました。
日本製やカルトグラフのデカールはやっぱりよくできているなぁ~と 思いつつ 進めていきます(笑)

パンタグラフの塗装も完了して ウェザリングに入ります。

油絵具や エナメルでも行えますが 今回は失敗も考慮して(笑) パステルで行いました。
仕上げはエナメルの薄め液で定着させる方法もありますが今回は パステル用のフキサーで定着

少し落ち着いた印象で 検査上がり 2~3か月後 のイメージで完了です✌

基盤は オリジナルで製作です。 LED等は 前に使用したウォームホワイトの 電球色をチョイスしました。

パンタグラフのすり板は銅板ですから銅色に塗装します。

ケーディー 146番の連結器を装着し、ライトを取り付け、完成です。 前照灯のガラスは フォムラスさんで付属していたものを加工して取り付けました。 後期タイプになると所謂豚鼻ライトになるようですが今回はオリジナルに近い? 電球1灯タイプを再現です

これにて無事完成した GG-1 最後に配管がボディーにあたりショートしてしまい、微調整に1週間位かかってしまいましたが 納得できるレベルで完成したと思います。

お客様には 是非遊んで楽しんであげて欲しい 車両となりました☺

ご依頼ありがとうございました。

レストア期間
2023/4~2024/1
完成
☢⚠
🚫お客様にお渡し済みの為 写真は転載禁止です。🚫

こちらの商品についてのお問い合わせはこちらから

Author: nodananoda