ルネエルス この名前を聞いたことある方は 相当な 自転車好きか 昔から自転車をお好きな方でしょうか?
1975年位まで パリのフレームビルダーとして 当時最新のレイノルズ 531のパイプを使用して ランドナー、スポルティーフ、レーサー、タンデム、ミキスト等様々な自転車を製作しておりました。
この度 お客様から OHと販売を委託されましてお預かりした車体です。 1962年の刻印がされております。
当時のカタログ等を見ますと 相違のない部品構成となっておりまして あまり手を入れられていない事がわかりました。
オリジナルの センタープルブレーキ用のチドリ、ルネエルスの製作で 今でもコレクターさんたちに愛されている部品です。 ブレーキはマファックです。 エルスのロゴは手書きです。
ユーレールクス リアディレイラー こちらも オリジナル品で、状態はまずまずでしたが メンテナンス中に破損個所がありましたので オーナー様から同型機をお借りして 取り付けてあります。
(写真は分解前)
ドライブ系は ストロングライト、ユーレー等当時の部品らしい構成で組まれております。
チェーンはフランス製のブラントン、取り外しして保管しております。
当時物あるあるですが チューブラータイヤー 化石化しております。😓
これは仕方ありませんので クリーナーやシンナー等でメンテナンスします。
ヘッドパーツや BB、ハブ等もメンテナンスを行いました、 幸い開けてみると何処の部品も まだ使える状態でしたので しっかりグリースアップを行ったところです。
開けてみて、再利用ができない 球押し、軸、ベアリングの玉等 出てくる場合があります。
その時は同一部品と交換を行い、調整します。
分解途中に 巻きステーや 各部の接合部、部品の取り付け部分等をゆっくり見ているのですが ルネエルスはやはり 美しい仕上がりになっておりますね。
↑巻きステーは 完全にトップチューブを覆い隠すまでは無く、控えめなところがまたおしゃれです。(^_^)
オリジナルのフィリップのステムも捨てがたいのですが、エルスと言ったら やはりこのエルス型ステムですね。オリジナルの部品です。復刻やイミテーションではありませんのでご安心ください。
80mmと現代においては少し短めのステムですが 当時はこう言う構成だったみたいですね。
バーテープは Vivaのブラウンをチョイスいたしました。 落ち着いた雰囲気です。
イデアルのサドルはNo.44 私は初めてみました
状態も良く まだまだ実用できます。
ペダルは当時物のデッド品を取り付けております。
無事に完成したルネエルスです。 オリジナルの雰囲気をそぐわないようにできるだけ使える部品は再利用して、現代によみがえりました。
委託販売品です、販売価格は〇〇万円となります。
お客様の手元に置いてありますので ご希望の方はメールにてお問合せください。
その他 ネットショップでも掲載しておりますので合わせてご覧ください。
詳しいレストア記は ブログにてご紹介しております。
合わせて部品構成等も詳しく載せております、ご覧ください。
1名で営業しておりますので ご連絡等少しお時間頂く場合がございます。
ご了承ください。
レストア期間
2023/8~8月後半
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完売となりました、ありがとうございました。