天賞堂 1982年製 No.481 EF58 ヒサシ付 青大将 HO

1982年製造 生産台数の少ない EF58 青大将(グリーン)塗装

スパーギア&MV-8モーターで駆動する タイプの製品で 走りも造形もバランスの取れた 職人技の光る工芸品

サイズは日本標準サイズ HO 1/80 16.5mm

SG装置(蒸気暖房機 スチームジェネレーター)を搭載した このEF58は パンタグラフ下に ベンチレーターを装備、1984年に再販された 青大将では 大型の排気口に変更されているため バリエーションがいくつかあります。

パンタグラフはPS14型 真鍮線をはんだ付けした手作りのお品。

細かいパーツ一つ一つを見ても1970~80年代当時にこれだけの技術と精度を出せていた天賞堂には

お抱えの良い職人と 良い下請け網、販売網があった事でしょう。

当時新品で購入した マニヤなお父さん方は 夜な夜なこのモデルを眺めていたのでは?(笑

塗装面も比較的綺麗に残っており、はんだ付けの丁寧な仕事にも一つ一つ勉強になります。

実際のEF58は 1950年代に東海道本線

こだま型電車151系登場前に特急つばめをけん引していた車体です。

特急つばめは茶色の客車に展望車、一等車、食堂車等を連結し戦後復興の日本の大動脈を走り続けた、昭和30年代に起こった鮮やかな色を施した製品の 登場


例えばラジオ等の家電製品 それまでは木製の木目だったものがカラフルに塗装されて 製品として世の中に出てきた様です。 そのほか、車や飛行機、鉄道等にも色が出てきた時代であったことでしょう。

青大将もそんな背景から 淡い鶯のような色に塗装され、黄色の帯をまとい 颯爽と東京~大阪間を走り抜けていた事でしょうね。

今回の製品は そんな色鮮やかな 特急つばめをけん引していたEF58の 特急専用けん引機 EF58 青大将塗装 天賞堂製 モデルをご紹介させていただきました。

2019年8月後半

2020年販売済み



Author: nodananoda